ITパスポート試験とは?

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ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験は、「情報処理の促進に関する法律第29条第1項」の規定に基づき、経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。

以下は、ITパスポート試験の概要です。

目的

ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。

対象者

ITを使用するビジネスパーソンや、ITのキャリアを目指す学生や若手社員など。

取得のメリット

  • 試験勉強を通じ、幅広い分野の基礎知識が取得可能
  • 就職、進学等で役立つ国家試験であること
  • 組織のIT力向上やコンプライアンス強化に有効

参考

企業・官公庁・自治体・大学・教育機関などにおける活用事例

高校生の方へ

出題範囲

以下の3つの大きなグループに分けられます。

ストラテジ系マネジメント系テクノロジ系

各分野はさらに大分類と中分類に分けられます。詳細は以下の通りです。

分野大分類中分類
ストラテジ系1企業と法務1企業活動
2法務
2経営戦略3経営戦略マネジメント
4技術戦略マネジメント
5ビジネスインダストリ
3システム戦略6システム戦略
7システム企画
マネジメント系4開発技術8システム開発技術
9ソフトウェア開発管理技術
5プロジェクトマネジメント10プロジェクトマネジメント
6サービスマネジメント11サービスマネジメント
12システム監査
テクノロジ系7基礎理論13基礎理論
14アルゴリズムとプログラミング
8コンピュータシステム15コンピュータ構成要素
16システム構成要素
17ソフトウェア
18ハードウェア
9技術要素19情報デザイン
20情報メディア
21データベース
22ネットワーク
23セキュリティ
大分類

大分類は、ストラテジ・マネジメント・テクノロジのそれぞれにおいて3つ存在します。つまり、ITパスポート試験の出題範囲は全部で9つの大分類に分けられます。

参考

試験詳細

項目内容
試験時間120分
出題数小問:100問(*1)
出題形式四肢択一式
出題分野ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術) :45問程度
合格基準総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点
      600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
      ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
試験方式CBT(Computer Based Testing)方式(*2)
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。
採点方式IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。

(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。
     残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
(*2)身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施します。詳しくはこちらをご覧ください。

回答形式

試験は試験会場に設置されたコンピュータ上で問題に回答するCBT(Computer Based Testing)方式で行われます。

受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。

ここでCBT疑似体験ソフトウェアをダウンロードできます。

試験会場

試験開催状況一覧

※試験はすべての都道府県で毎月実施していますので、受験者の都合に合わせて試験日時や会場を選択できます。

受験案内

受験案内はこちら

リンク

ITパスポート試験の総合サイト


ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の中ではエントリーレベルの資格と位置づけられており、より専門的・高度な資格を目指す前のステップとして受験されることが多いです。

ITパスポート試験のWebサイトでは、試験について以下のように位置付けています。

「ITパスポート」という名前には強い思いが込められています。
日本から世界に羽ばたく際に身分を証明するために「パスポート」が必要であるように、IT化が進んだ現代社会に羽ばたくために社会人として必要な基礎的能力を有していることを国が証明する試験(パスポート)として「ITパスポート」が誕生しました。
これから社会人となる学生や、いま社会で働く社会人に、ぜひ挑戦してもらいたい試験です。

ITパスポート試験ホームページより
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