■■■■■ストラテジ■■■■■

この章ではITパスポート試験のストラテジ系分野の内容について学習します。

はじめに、ストラテジという言葉の意味を確認しましょう。

ストラテジ(Strategy)

ストラテジとは、「戦略」のことを指します。

組織が将来的な目標を達成するために採用する計画や方針を決定するプロセスで、競争優位を確保し、成功を持続させるための戦略を練ることを含みます。

ITパスポート試験のストラテジ系の問題は、企業の経営層やマネジメント層、IT戦略立案者、ビジネスアナリストなど、ITを活用して組織の競争力を向上させる戦略を立てる立場の人向けに設計されています。

ストラテジ系の問題では、以下のようなトピックが扱われます。

目次

大分類1:企業と法務

  • 中分類1:企業活動
  • 中分類2:法務

大分類2:経営戦略

  • 中分類3:経営戦略マネジメント
  • 中分類4:技術戦略マネジメント
  • 中分類5:ビジネスインダストリ

大分類3:システム戦略

  • 中分類6:システム戦略
  • 中分類7:システム企画

これらの分野の関係について説明します。

まず、企業と法務で学ぶ内容は企業活動の土台となります。ここでは、企業の法的な遵守事項や基礎的な運営方針が定められています。この土台がしっかりしていないと、上位の戦略が成り立ちません。

企業と法務で学ぶ内容を基に、企業は活動を行い、その活動の指針として経営戦略を立てます。経営戦略では、企業の長期的な目標や方針を策定します。

続いて、経営戦略に基づき、その目標を達成するためのシステム戦略を立てます。システム戦略では、具体的なITシステムの導入や運用計画を策定します。システム戦略は、経営戦略を支援し、企業の効率化や競争優位性を高めるためのIT技術やサービスを提供します。

これらの関係性を図に示すと以下のようになります。

ストラテジ系のトピックに関する知識は、IT分野で働く経営陣や戦略立案者にとって重要であり、組織の競争力を高める戦略を策定する上で役立ちます。

ITパスポート試験のストラテジ系の問題を学ぶことで、これらの立場の人々はITを戦略的に活用するスキルを習得できます。

ストラテジ問題

ストラテジ問題を解くにあたって必要なのは、ITを戦略的に活用する企業の経営者としての視点!
自分が経営者になったらITを活用してどのような経営戦略を立てるのか?イメージして問題を解いていきましょう。

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