システム活用促進

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システム活用促進

情報リテラシ

情報リテラシ(ITリテラシ)とは、情報を適切に扱い、評価し、活用する能力のことです。

情報リテラシを持つ人は、情報を効果的に検索・収集し、その情報の信頼性や正確性を判断できます。また、情報を分析し、自分の意思決定や問題解決に役立てることができます。

情報リテラシは、デジタル時代において重要なスキルであり、インターネット上の情報に触れる頻度が高まる現代社会で、特に重要性が増しています。

デジタルディバイド

デジタルディバイド(Digital Divide)とは、情報通信技術(ICT)へのアクセスや利用において、個人や集団間で生じる格差のことを指します。

分かりやすく言えば、インターネットやスマートフォンなどのデジタル技術を使いこなせる人と使いこなせない人との間に生じる差のことです。

この格差は、地域(都市部と農村部)、経済状況、教育レベル、年齢、性別など多岐にわたる要因によって引き起こされます。また、デジタルディバイドは単に技術的なアクセスの問題だけでなく、情報リテラシの不足といった利用する能力の側面も含みます。

情報社会においては、デジタルディバイドが教育、雇用、社会参加など多方面にわたって不平等を生じさせることが懸念されており、この問題に対処することは国際社会における重要な課題の一つとなっています。

ゲーミフィケーション

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素(ポイント、バッジ、リーダーボードなど)を非ゲームの状況に取り入れ、ユーザーの関与やモチベーションを高める手法です。

例えば、健康アプリで歩数を競ったり、学習アプリでクイズ形式で知識を試すなど、ゲームのような楽しさを通じてユーザーを動機付けし、目標達成や継続的な参加を促します。

ゲーミフィケーションは、ビジネス、教育、マーケティングなど多様な分野で活用されています。

エンドユーザーコンピューティング

エンドユーザーコンピューティング(End-User Computing, EUC)は、ITの専門知識がない一般のユーザーが、直接コンピューターやソフトウェアを使って、自分の業務や必要なタスクを実行することを指します。これには、文書作成、表計算、プレゼンテーションの作成など、日常のビジネス活動が含まれます。

EUCの主なポイントは以下の通りです。

  1. 自己効力感の向上: ユーザーは自分のニーズに合わせてITツールを活用できるため、自己効力感が高まり、自分自身で問題を解決する能力が向上します。これにより、作業の効率化や生産性の向上が期待できます。
  2. アクセシビリティ: 専門的なプログラミングスキルやIT知識がなくても、ユーザーはソフトウェアを簡単に操作できます。例えば、マイクロソフトオフィスのような一般的なアプリケーションを使って、日常的な業務を行います。
  3. 応用の多様性: EUCは、データ分析から文書管理、コミュニケーションツールの使用まで、さまざまな業務に応用されます。
  4. 自律性: ユーザーは、IT部門に依存することなく、自分でツールやアプリケーションを選んで使うことができます。

EUCは企業や組織において、業務の効率化や柔軟性を高める重要な役割を果たしていますが、一方で、セキュリティリスクやデータの不整合などの課題もあります。そのため、適切な管理とサポートが必要です。

関連用語

レガシーシステム

レガシーシステムとは、古い技術やソフトウェアを使用している情報システムのことです。

これらのシステムは、多くの場合、企業や組織が長年にわたって使用しており、新しい技術と互換性がないことがあります。

レガシーシステムは、システムの更新や保守が困難であり、セキュリティの脆弱性や効率の低下などの問題を引き起こすことがあります。

しかし、システムの更新や置き換えにはコストや時間がかかるため、企業はレガシーシステムを利用し続けることがあります。

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